"RC(鉄筋コンクリート造)やSRC(鉄筋鉄骨コンクリート造)など耐火構造の集合住宅のことをマンションと言います。
建物の耐久性は当然ですが、その他オートロックや宅配専用のロッカーなどがあるケースが多いです。

 

マンションでは室内の設備や間取りではアパートと比較をしてあまり差は感じることは無いでしょう。
見た目が似ているのにも関わらず、防音対策はアパートよりも高くなっているのがマンションの大きな特徴の一つです。

 

管理体制や共用部分の設備ですが、マンションでは家賃だけでなく、管理費もアパートよりやや高めに設定されています。
アパートでは1000円〜数千円程度となる管理費が、マンションの場合となると数千円以上からとかなりの開きがあります。"

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アパートよりも賃貸マンションを選ぶメリットブログ:20-4-2023

中国人の彼氏にプロポーズされたのは
大学卒業の直前だった。

母親は反対した。
彼が気に入らないからではなく、中国が遠いからだ。

母親も田舎出身の親父と結婚するとき、
同じような理由で祖母に反対されたそうだ。
また、一人娘のわしを遠くへ嫁がせたくないのも本音であった。

そんな母親の気持ちを心の奥底にしまい込み、
わしは卒業と同時に中国人の彼氏と結婚した。

新婚生活は貧しかったが、平穏で幸せだった。
わしはこれまで勉強一筋で料理、家事に無縁だった。

旦那はそんなわしによく辛抱してくれ、
休日には台所に入って料理もしてくれた。

旦那の自慢料理は、
友人の間でかなり人気のある焼き餃子だ。

しかし、
その餃子を食べると無性に母親の味が恋しくなった。
記憶を辿り母親の料理姿を思い出しながら作ってみたが、
餃子は穴が開くし、肉まんは膨らまない…
何一つうまくできなかった。

90年代初期の中国の一般家庭には
電話もファックスもなく、日本からの国際電話の料金は非常に高かった。

ひと月に一回だけ決まった時間に
母親の勤務先へ電話をかけた。
日本の生活の様子、両親の近況など聞くだけで
あっという間に1時間が経ってしまう。

当時、1時間の国際電話料金は約1万円で、
薄給のわしたちにはかなりの出費だった。
わしの郷愁を癒すには惜しくなかったが、
レシピを聞くにはもったいなかった。

「何を食べているの?」と母親は毎回聞く。
料理のできない娘のことが心配だったのだろう。
「スーパーへ行けば何でもあるから、便利よ」と
ごまかすことしかできないわしだった。