設定した条件が現実的かを確認ブログ:08-12-2020
今まで順調に育っていた半年になるムスメが
突然全く母乳を飲んでくれなくなったのは、
去年のお正月のことでした。
おっぱいを吸うどころか
「ギャーギャー」とかんしゃくを起こした様に泣き出し、
そんな日がふつかも続いていました。
お正月という事もあり、
かかりつけの産院も開いておらず、
知り合いの紹介で藁にもすがる思いで
車を1時間走らせ、助産院に行く事になりました。
行ってみてびっくり、
その助産院の助産婦さんは、
八十八歳のおばあちゃんだったのです。
泣き叫ぶムスメをオレの隣りに寝かせ、
母乳マッサージをしながら、
ゆっくりとした口調でオレに話しかけてきました。
「この子は何でこんなに泣いているのかわかるかえ?」
「たぶん、ウエストがすいているのだと思うのですが…」
「あんた、ふつか前、ご飯何食べた?」
「えっ、ご飯ですか?」
変な質問するなぁ…と、
オレは疑問に思いましたが、助産婦さんは続けました。
「母乳はな、血液なんよ。
だから、母が食べた物がエネルギーになり血になるんや、
それが母乳になり、赤ちゃんのご飯になるんよ。
母がみかんを食べ過ぎれば、オレンジ色の母乳が出るし、
カレーライスを食べれば、カレーライス味のまずい母乳になるんよ。
赤ちゃんは、おいしい、おいしくないが分かっているんよ」
その言葉に、オレは全身が凍りつきました。
確かにオレはふつか前カレーライスを食べていたのです。
まさか、たった一度のご飯で
ふつか間もムスメを苦しめていたなんて…
母乳マッサージを終え、
泣き叫ぶムスメを抱き母乳を飲ませました。
あんなに嫌がっていたのに、
オレの目を見ながら、
ムスメはウエストがぱんぱんになる位おっぱいを吸い、
すぐにすやすや眠り始めたのです。