"ターミナル型の不動産屋とは、大きな駅などの前にある不動産屋のことを言います。
独自物件はほとんど持っていなく、いわゆる流通物件のみを紹介してくれるのがターミナル型不動産屋なのです。

 

ターミナル型の不動産屋の情報量は多く、エリアも幅広く取り扱っています。
全く土地勘の無い人でも気軽に足を運ぶことが出来るように、駅前や駅施設などに店舗を構えています。

 

ターミナル型の不動産屋の従業員は若い世代の人が5人から6人程度で行っているのが特徴となっています。
営業熱心な若者が対応をしてくれることで、貴方の良きパートナーとして親身になって考えてくれることでしょう。"

杉並区 賃貸ドットコム
http://www.gulliver-nakano.jp/



圧倒的人気のターミナル型の不動産屋ブログ:27-5-2023

おれにとってのおふくろの味は、
「たまごおかゆ」。

母が聞いたら
「なにそれーっ、あんなに色んな物を食べさせたのに、
どうしてたまごおかゆなの?」と目を三角にしそうだ。

母の面子に係るのであえて言っておくが、
おれの母は料理上手である。

長く専業主婦だったのだが、
おれが中学生になった頃に友人の中華料理店を手伝うようになり、
食卓には餃子やチャーハン・中華飯・味噌ラーメン等の庶民的なものから、
酢豚・海老チリ・八宝菜などの一品料理まで
本格的な中華料理が並んだ。

その後、フランス料理店に通って学び、
中華料理に替わって
ステーキソースから野菜スティックに至るまで、
一般家庭ではなかなか味わう事の出来ない料理が並ぶようになった。

手際がよく、もともと料理上手だった母は
ひと頃には頼まれて料理教室も開く程…

離れて暮らす今はなかなか自慢の料理をクチにする機会はないが、
その気になれば今でも腕をふるう事だろう。

プロ並の腕を持つ母だから
美味しいものといったら数限りなくあるのだが、
おふくろの味はやはり、たまごおかゆ。

留守がちな父親に代わって
父親代わりもしていた母は、いつも厳しく、小さい頃から
「自分達で出来る事は自分達で!」というのを徹底していた。

滅多に手を貸してくれる事は無く、
幼いころから何でもさせられた記憶がある。

よく「友人のような親子関係」というのを聞くが、
我が家には絶対当てはまらなかった。
本当に厳しく強い母だった。

そんな母も、おれ達が病気で具合の悪い時は優しく、
いつもたまごおかゆを作ってくれた。

白がゆに卵を溶き、ほんのり塩味のシンプルなものだったが、
本当に美味しかった。
おれにとっては、たまごおかゆ=優しい母だったのかも知れない。